青森ピンクリボンプロジェクト - 青森をピンクリボンでいっぱいに

画像:2012年10月16日(火)東奥日報

2012年10月16日(火)東奥日報に掲載されました


県内の医療従事者らが集まり今月から、青森ピンクリボンプロジェクトをスタートさせる。乳がん月間に合わせて19日から2日間、青森市で「乳がん学校」を開催し、医療従事者に乳がんへの理解を深めてもらうほか、21日には、青森市で開かれるイベントで一般市民への啓発活動を展開する。医師不足の本県で、医師、看護師、薬剤師、技師ら多くの職種が連携し、増え続ける乳がんに立ち向かおうという意気込み。プロジェクトが掲げるテーマは「チーム医療」だ。
青森市民病院で乳がん診療を専門としている川嶋啓明医師(外科部長)は以前から「医師不足の県内で、医師だけで乳がん検診・治療を行うのは限界がある」と感じていたという。全国でもワースト水準にある本県のがん死亡率と向き合い、思案を重ねた結果、たどり着いたのが「チーム医療」。

青森市民病院放射線技師の片岡郁美さんら医療従事者など15人でプロジェクトを発足させた。参考としたのは横浜市立大学の「乳がん学校」。ここでは乳がん治療のエキスパートが、医療スタッフに乳がん治療の基本と、チーム医療の大切さを伝授している。これまで300人以上の修了生を出し、片岡さんも第5期の修了生。

青森プロジェクトでは、「乳がん学校」の青森版を開催する。19日は、ホテル青森で横浜労災病院の千島隆司外科部長らが、大病院が陥りがちな縦割り組織からの脱却、職種の壁を乗り越えたチーム医療の大切さを伝える。20日も、県内の医療関係者約30人がグループワークを通して、乳がん予防・がん治療の基礎を学ぶ。

21日には、青森市のサンロード青森で行われるイベントで、青森乳がん学校“1期生”が中心となってパネルなどを使って早期検診・早期受診の必要性を来場者に解説する。

プロジェクトの代表である川嶋医師によると、医療現場でチーム医療を実践したいと思っていても、個々の病院で、その雰囲気ができていないため、思い悩んでいる人が少なくないという。同医師は「プロジェクトを通してチーム医療の意識が高まってほしい。医療は“点”だけでは支えきれないので、総合力で支えることが大事」と語る。

片岡さんは「検診を受ける機運が、人から人へ広がっていくことを期待したい」と話し、来年以降も乳がん学校を続ける意欲を示した。21日の青森ピンクリボンのイベントは午後1時から同3時までサンロード青森で行われ、ミニコンサート、上映会なども予定されている。

活動報告2012年10月16日(火)東奥日報「医療スタッフみんなで乳がんにアタックしたい」と語るプロジェクト代表の川嶋青森市民病院外科部長(左)と同病院放射線部の片岡さん
(引用:2012年10月16日(火)東奥日報)